I have a pen. の I は「私(わたし)」ではありません
本当の本当の基本から行きましょう。
今回は I です。
I と言えば、今はやっぱり
I have a pen.
I have a pen.
I have an apple.
ummm
Apple pen!
って、あれです。
英語の I は「私(わたし)」ではありません
英語の授業で、 I は「私(わたし)」だと教えられます。
でも、それは英語を学んでいく上では、邪魔になってしまいますし、Iは「私(わたし)」ではありません。
英語の I は英語の I でしかありません。
どういうことかと言うと、日本語の「私(わたし)」も I なら、「僕」も I です。「私(わたくし)」も I ですし、「俺」も I です。
Google翻訳で I を日本語に訳すと、
- 私
- 僕
- 俺
- 我
- あたし
- 小生
- 拙者
- 吾輩
- 我輩
- 私儀
- 乃公
- 愚生
- 手前
- 本員
と出てきます。すごい数ですね。
英語では自分のことを表す単語は I ですが、日本は場面に応じて色々な単語を使い分けます。日本語を勉強するのなら「拙者」とか「我輩」とかも覚えるのは意味がありますが、英語の勉強ではその必要はありません。
I だけでOK。 I は自分のことを表す英語の単語です。
英文を日本語に翻訳や通訳しなければならない時だけ、前後の関係から様々な日本語に置き換える必要がありますけど、英語を読む時にはそんな必要はありません。
でも、学校で I は「わたし(私)」って習ってしまうので、英語を読む時に、
I am a boy.
を、
- I
- a boy
- am
と分解して、
- I:私は
- a boy:少年
- am:です
と頭の中で置き換えながら読んでいると思います。
でも、 a boy と少年なので、「私」ではなく「僕」の方が適切かも知れませんし、これが猫だったら「我輩」かも知れません。
それって凄くめんどくさいし、疲れますよね。
それなら、 I を「私」や「僕」や「我輩」って置き換えるのは止めて、ありの~ままの~ I で受け入れてしまいましょう!
英文で I が出てきたら、頭の中で日本語に置き換えるのは止めて、
自分のことを言っているんだな
とぼんやり思ってください。
最初は、「自分のことを言っているんだな」という言葉(内言語)が頭の中に浮かぶと思いますが、できる限り言葉の形にならないように意識してみてください。そうすれば、そのうち I は I として受け入れられるようになってきます。
- I have a pen.
- I am a boy.
- I am a girl.
- I am tall.
- I am hungry.
- I am angry.
- I am young.
- I am old.
- I am Japanese.
- I am tired.
- I am happy.
- I am sad.
- I am mad.
- I am glad.
- I am sorry.
- I am I.
どうですか? I の部分を「私(わたし)」って頭の中で日本語に置き換えずに、 I のままで流すことができたらOKです。
I を見ると条件反射のように「私(わたし)」って言葉が頭に浮かんで来てしまいますが、それが浮かばなくなるまで練習してみてください。すぐにはできないかも知れませんが、必ずできるようになりますので、焦らず練習してくださいね。